漢字指導

書き順を学ぶため教材の工夫

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書き順通りに6回書くことができる。
プロンプト・フェイディングになっている。

「漢字学習帳」の指導内容2

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(1)読み方
(2)書き順・練習
(3)画数
(4)この漢字がつく言葉
(5)この漢字を使った文をなぞる
(6)この漢字を使った文をつくる

「漢字学習帳」の指導内容

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s-001

(1)よみかた
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(2)書き順
s-004

(3)画数
s-005

(4)手本を見ながら練習
s-006

(5)この漢字がつく言葉
s-007

(6)この漢字を使った文をなぞる
s-001

(7)この漢字を使った文をつくる
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男と空

男(29番目)力(41番目)
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空(27番目)土(46番目)
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新出漢字順(光村1年)

木口目一二三四五六七八九十虫山水雨上下竹田川林森月子空大男女手天見学校字正車人中力日出火金土青小休本犬早名夕町百円千糸気玉村白音文赤生耳王年草貝入右足石左立花先

新出漢字数÷授業日数

光村3年生の国語教科書は、新出漢字が一学期89文字、二学期82文字、三学期29文字。
本年度の授業日数は、一学期70日、二学期75日、三学期51日。

○新出漢字数÷授業日数
 1学期 1.2文字
 2学期 1.0文字
 3学期 0.5文字

授業可能日数は、授業日数より少ない。
そのため、1日2字以上指導されることが多いと思う。

実践レポートをQA形式で書いてみる

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漢字指導の授業公開プラン(指導案β)

●教科研修のテーマ
□小の子どもたちに確かな学力を
~基礎的基本的な知識・技能の定着を図る指導の工夫と改善~

○学級の実態
①漢字習得率の低さ (2年生の漢字に関して)
②書字の丁寧さの不足(一画一画を丁寧に書かない)

○個人研修のテーマ
漢字(書き取り)の定着を図る指導の工夫と改善

○指導目標
3年生配当の漢字を 1学期末までに おおむね書けるようにさせる。

〈3年生配当の漢字〉とは、「小学校学習指導要領」に示されている200字。
〈1学期末までに〉とは、7月18日(木)の3時間目まで。
〈おおむね書ける〉とは、全員が180字以上を正しく書ける状態を意味する。

○目標達成のための手立て
(1)漢字習得に特化した教材を使う。
  →市販教材(漢字練習帳・漢字ドリル)を使わない。
(2)指導法と教材を連係させる。
  →指導法に準拠した教材を使う。
(3)指導法と練習法の手順を同一にする。
  →漢字習得の練習システムを教える。
(4)練習法をはっきりと示す。
  →何をどの様にいくつやるのか?練習システムをはっきりさせる。
(5)目標を一致させる。
  →〈教師の指導目標〉と〈児童の学習めあて〉の一致
(6)新出漢字にきちんと出会わせる。
  →初段階での指なぞりの徹底
(7)感覚を動員して練習させる。
  →〔画数を言いながら手本を指でなぞること〕等
(8)正誤すぐにフィードバックする。
  →間違えたら、すぐに手本を見て書き直す。
(9)たくさんなぞらせる。
  →正しい形で書き慣れさせる。
(10)小テストをしない。
  →漢字が苦手な子をがっかり&うんざりさせない工夫。