(5)個別に対応してしまう

●場面11
※掃除の時間。
教師 :「Aくん!箒を振り回してないで、ちゃんとゴミをはきなさい」
児童A:「ハーイ」
教師 :「Bくん、雑巾ボトボトじゃない。ちゃんと絞ってきなさい」
児童B:「えぇ~。絞ったけど…」
教師 :「Cくん、そこにはもうゴミはないでしょ?あそこ見てごらんよ」
児童C:「あっ 本当だ」
教師 :「DさんEさん、いつまでしゃべっているの…口動かしてないで箒を動かしなさい」
教師 :「Fさん、いつも真面目ね。ありがとうね」
児童F:「先生、G君が階段の掃除をさぼって、廊下でねっ転がっています」
教師 :「えぇ〜また…。相方のH君は何しているの?」

●場面12
※体育の授業後、跳び箱やマットを全員で片付け中。
児童I:片付けをしないで立っている。
教師 :「I君、あの跳び箱、運んでくれない?」
児童I:「えっ?僕、あれは使ってないです」
教師 :「使っていなくても、手伝ってあげたら片付けが早く終わるでしょ?」
児童I:「僕、もう、マットを一つ運びました」
教師 :「一つでも、二つでも運んでくれていいのよ。まだ全部終わっていないのだから」
児童I:「そんなの不公平だし…」
教師 :「こういう時は、動ける人が動くのよ!」